経験に基づくピラティスの強みと弱み『3選』

マシンピラティスの強み

①姿勢が変わる

ピラティスは姿勢が良くなります。

その大きな理由としては、ピラティス中に出してはいけない動作(代償動作)を抑制する事により、正しい筋肉の使い方を脳が学ぶからです。

姿勢が悪い人はそもそも、自分自身の姿勢や身体の認知(ボディイメージやボディマップ)が低下しています。

簡単に例えると…
『東京駅と新大阪駅の場所は何となく分かる。だけど、そこまでの線路が分からない…』と言う感じです。

ピラティスによって身体のパーツを認知し、実際に運動していく事によって、『東京駅と新大阪駅の場所を明確に理解し、東海道新幹線で行き来出来る』と知る事が出来ます。

また、エクササイズの中で普段から過剰に緊張している筋肉を抑制に働きかける事によって、反り腰や猫背、ストレートネックなどの不良姿勢の改善にも繋がる事ができます。

②痛みが改善する

ピラティスは痛みへの改善効果が高いエクササイズです。それもそのはず、元々ピラティスは戦時中にドイツ人看護師によって創り出されたメソッドだからです。

実際の現場では痛みを抱えている方のほとんどが、動きのパターンが一定でバリエーションが少ないといえます。

固めて使う事しか出来ないから、ついつい固めて動いてしまう。こんな感じの人がめちゃくちゃ多いです。その為、そういった方には、動きの選択肢を2つ、3つと増やしてあげる事によって、新しい動きのバリエーションを得ることが出来ます。

選択肢が増えれば、その分身体の1部分に掛かる負担は減り、全体で分散が出来ますので、痛みが改善するイメージが湧くのでは無いでしょうか？

他には、元々痛いであろうと思っていた動作を痛みなく行う事によって『痛くない！』という認知を与える事ができます。人のネガティブな思い込みが身体に与える影響はかなり強いので、そこのデータの書き換えにピラティスが活きるという事です！

③運動に対する苦手意識の解消

当ピラティススタジオに来られるお客様の中には、運動が苦手、やった方が良いのは知ってるけど上手く出来るか不安、といったお悩みを抱えている人も非常に多いです。

日本では義務教育で体育や部活動があり、その時期に『私は運動が苦手だ』という記憶が擦り込まれます。

確かに人によって得意不得意は有りますが、果たして学校の体育の先生が正しい身体の使い方を教えてくれたでしょうか？答えはNoですよね。

運動が苦手だったとしても、インストラクターの腕次第でどうにでもなります。

実際、当店に来るお客様も回数を重ねるごとに、見違える程身体のコントロールができるようになっています。元々は、『肩甲骨の位置がわからない、骨盤が分からない、頭の位置が分からない』こんな人たちばかりですが、全然大丈夫です。

ここからは弱みに行きたいと思います！

マシンピラティスの弱み

①そこまで痩せない

ピラティスをダイエット目的に来られる方も少なくないのですが、実際ピラティスだけで痩せる事は難しいのが現実です。

ピラティスをしている芸能人たちが痩せているのは、それよりも食事に気をつけたり、ピラティス以外の運動も取り入れて、日々身体に気をつけているからです。

その為、当店では痩せたい方には日常生活のレクチャーや自宅でも出来る簡単なエクササイズをお伝えしています。

海外の研究においては、安静にしていたグループとピラティスを実施したグループで比較すると、ピラティスをした方が体重や体脂肪が張り、代謝が上がったとの報告があります。

しかしこれは、8週間・週4回・1回1時間やったケースです。つまり中々の頻度で1回1時間なので結構ハードです。コレならピラティスでなくても、有酸素運動や筋トレでも同じかそれ以上の効果が期待できそうですよね…

流石にピラティススタジオにこの頻度で来るのはスケジュール的にも予算的にも厳しい方が大半かと思うので、『ピラティスのみではそこまで痩せない』とさせて頂きました。

(考え方次第ですが高頻度でやればピラティスでも痩せられるので、一部の人には強みにもなり得ます。)

②マッチョにはなれない

ピラティスにおいて、筋肉の肥大効果”いわゆるマッチョになる”ということは難しいです。

理由は負荷量が小さいから。コレにつきます。

また、マットピラティスで延々と動くなどを別とすれば、筋肉の持久力や心肺機能の向上も難しいと思われます。

ピラティスの強みでも解説したように、ピラティスは身体のコントロールを養うメソッドです。

その為、筋肉の肥大や心肺機能の向上を目的とするのであれば、シンプルに筋トレやランニングを行う事をオススメします。

③骨は強くならない

ピラティスは基本的に座ったり、寝ながら行うメニューが主となる為、骨を強くするのは苦手です。

骨という組織は、重力の負荷により細胞が作り替えられるので、骨粗鬆症の予防などには、立位で行うメニューが圧倒的にオススメです。

つまり、散歩やジョギングです。

現場では骨を強くしたいです！といって来られる方は少ないので、良いのですが一応知っておくと良いかと思います！

まとめ

強み3選は

弱み3選は

でした！！

おまけ

ここで一つ余談ですが、一般的なマシントレーニングと違ってマシンピラティスはインストラクターの技量によって効果がかなり変わります。

理由としては、マシントレーニングであれば筋力の最大限使う事や回数をこなす事を目標としていると思いますが、マシンピラティスは、代償動作を起こさせない、又は正しく修正できる、目的の筋肉に効いている事を認知させる、身体を客観視して使えるようにする、など着眼点がかなり多いからです。

また、姿勢や動作評価によってメニューを選定していく必要があるので、誰彼構わず、ベンチプレス！とはならないのがピラティスです。

その為、スタジオ&インストラクター選びは慎重に、実際行っている人の情報を参考にしたり、複数体験に行ってみる事をお勧めします！

有名な人が代表をしている、綺麗なお姉さんが教えてくれる、から本当に効果を出せるスタジオか？というとそんな事ないよ〜といった余談でした

私もそうならないように常に自己研鑽していきます！

ではでは、次回もお楽しみに〜！

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