イントラなら知っておきたい『Joint By Joint理論』とは?

イントラなら知っておきたい『Joint By Joint理論』とは?

みなさん、こんにちは!

T’sPilatesオーナーの幸野です!

実は私、先週沖縄に行ってきました!

久々にお休みを頂き、ゆったり、まったり過ごさせて頂きました…
とは行かず。。。

沖縄では、
ステーキ、タコス、ソーキそば、沖縄料理、ブルーシールアイス、オリオンビール泡盛、ハブ酒。。。
飲み食い出来るものは全てお腹の中に入れ、しっかり2キロ増えて帰ってきましたww

楽しむだけ楽しめたのも、店舗を任せられるスタッフのおかげ。
本当にありがとう!!

今は、毎日必ず、筋トレかキックボクシングを行いシェイプアップに努めているところです!!

さて、本題に行きましょう!!

目次

はじめに

三島・沼津でピラティスを教えているインストラクターの方、こんにちは!
今回は、指導の現場でめちゃくちゃ役立つ理論のひとつ、
「Joint By Joint理論(ジョイント・バイ・ジョイント理論)」についてお話しします。

こんな経験、ありませんか?

「何回キューを出しても、クライアントの動きが変わらない…」
「股関節から引き込んでほしいのに、毎回腰椎から動いてしまう」
「膝痛のクライアントに、何のエクササイズを選んだらいいかわからない」

これ、指導者あるあるだと思うんですよね。
私も最初はずっとここで悩んでいました。

で、その原因のほとんどって、実は「関節の役割分担が崩れている」ことなんです。
そのカギを握るのが、今回紹介するJoint By Joint理論。
筋肉じゃなくて「関節の役割」から考えることで、評価もキューイングも、エクササイズ選びの精度もぐっと上がります。

ピラティス指導者・インストラクター向けに、基礎から現場での活かし方、反り腰・膝痛へのアプローチまで、まとめてお伝えしていきます!

そもそもJoint By Joint理論ってなに?

Joint By Joint理論

Joint By Joint理論は、アメリカのコーチMichael Boyle氏と理学療法士のGray Cook氏が提唱した、機能解剖学に基づく動作の考え方です。

ざっくり言うと、こういうことです。

「人間の関節は、安定性(スタビリティ)と可動性(モビリティ)を交互に持つように設計されている」

隣り合う関節はそれぞれ逆の役割を担っていて、このバランスが崩れると、痛みや動作の乱れとして現れてくる。シンプルだけど、現場でめちゃくちゃ使える考え方なんです。

各関節の役割をざっと整理すると…

下から順に並べると、こんな感じになります。

関節主な役割
距腿関節(足首)可動性(モビリティ)
距骨下関節安定性(スタビリティ)
膝関節安定性(スタビリティ)
股関節可動性(モビリティ)
腰椎・骨盤安定性(スタビリティ)
胸椎・胸郭可動性(モビリティ)
肩甲帯安定性(スタビリティ)
肩関節可動性(モビリティ)
下位頚椎安定性(スタビリティ)
上位頚椎可動性(モビリティ)

安定性→可動性→安定性→可動性…と、交互に並んでいるのがわかりますね。

なんでピラティス指導者がこれを学ぶと良いの?

ピラティスって、どうしても「どの筋肉を使うか」という視点になりがちですよね。もちろんそれも大事なんですが、動きがなかなか変わらないクライアントへの突破口って、実は「どの関節が、どう動くべきか」という視点にあることが多いんです。

筋肉はあくまで関節を動かすための手段。だから先に「動くべき関節がちゃんと動いているか」「安定すべき関節が固定できているか」を見てあげると、必要な筋肉も自然と見えてきます。

役割分担が崩れると、どうなる?

Joint By Joint理論では、ある関節が機能しなくなると、隣の関節がその役割を肩代わりしてしまうと考えます。これがいわゆる「代償動作」のメカニズムです。

こんな症状として現れてきます。

  • 慢性的な首こり・肩こり
  • 腰痛・反り腰・猫背
  • 膝の痛みや変形
  • ヒップヒンジができない、膝ばかり動くなどの代償パターン

痛みが出ている場所じゃなくて、その上下の関節が原因になっていることが多い。これがわかるだけで、アプローチの仕方がガラっと変わります。

【現場応用①】反り腰、Joint By Jointで考えてみよう

ピラティスの現場で一番多い悩みのひとつが「反り腰」ですよね。
これをJoint By Joint理論で読み解くと、すごくスッキリします。

反り腰って、腰椎が過剰に伸展している状態です。
で、腰椎は本来「安定性」の関節。
つまり動いてはいけないはずの腰椎が、動きすぎてしまっている状態なんですね。

じゃあ、なんで腰椎が動きすぎるの?というと。。。
腰椎の上にある胸椎と、下にある股関節が、本来の「可動性」の役割を果たせていないから。
この2つが固まって動かないと、その分を腰椎が肩代わりして動きすぎてしまうんです。

反り腰を見るときのチェックポイント

  • 胸椎の伸展:胸が開けるか、胸椎が反れるか
  • 股関節の伸展:後ろに脚を引けるか、ヒップエクステンションが出るか
  • 腹圧(IAP):体幹の内圧をコントロールできているか

この3つが機能していないと、どんなに腹筋を鍛えても反り腰は変わりません。
腹筋の問題じゃないから当然なんですよね。

【現場応用②】膝痛も同じように考えてみる

膝痛も、全く同じ枠組みで分析できます。

膝関節は「安定性」の関節。なので膝が痛い=安定すべき膝に、過剰な負担がかかっている状態です。

膝の上は股関節(可動性)、膝の下は足関節(可動性)。
本来この2つがしっかり動いてくれることで、膝への負担は分散されます。
でもこの2つが動かなくなると。。。
逃げ場を失った力が全部膝に集中してしまうわけです。

だから膝痛のクライアントに対して、膝だけ鍛えてもなかなか変わらない。
股関節と足関節の可動性を引き出すことが、根本的なアプローチになります。

膝痛を見るときのチェックポイント

  • 足首の背屈:壁ストレッチで膝が壁につくか
  • 股関節の可動性:屈曲・伸展・回旋・外転、全方向チェック
  • 下肢の協調性:スクワット動作で膝が内側に入らないか

現場でこう使う!4ステップで運用する方法

理論を知っているだけじゃもったいない!実際のセッションでこう活かしてみてください。

ステップ1:クライアントの悩みを聞く

まず主訴をはっきりさせます。
「反り腰が気になる」「右膝が痛い」など、具体的な現象として言語化してもらうのがポイントです。

ステップ2:Joint By Jointで頭の中をマッピング

その関節は安定性?可動性?
上下の関節は逆の役割を果たせてる?を頭の中で整理します。
「腰椎は安定性。じゃあ上の胸椎・下の股関節の伸展制限をチェックしよう」という感じで仮説を立てます。

ステップ3:実際に評価する

仮説に基づいて動きを見ます。
胸椎伸展テスト、股関節伸展テスト、トーマステストなど、関節ごとに機能を確認していきましょう。

ステップ4:評価からエクササイズを選ぶ

「股関節伸展が出ていない→まずブリッジから」という感じで、根拠を持ってプログラムが組めます。勘じゃなくて理由があるから、クライアントへの説明もしやすくなりますよ。

まとめ

Joint By Joint理論って、難しそうに聞こえますが、要点は1つだけ。

  • 動くべき関節がちゃんと動いているか
  • 安定すべき関節が動きすぎていないか

このズレに気づけるかどうかで、クライアントの変化のスピードは本当に変わります。

「筋肉を使って」というキューだけじゃなくて、「この関節、動くべきか?安定すべきか?」という視点を加えるだけで、指導の質が一段上がります。今日のセッションから、ぜひ意識してみてください!

T’s Pilates Personal Studioでは、こういった機能解剖学的なアプローチをもとにパーソナルセッションを提供しています。指導者向けの個別相談もお受けしていますので、気になる方はお気軽にどうぞ。

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