後頭下筋群のヒミツ

後頭下筋群のヒミツ

三島市のT’sピラティスの幸野です。

今回は「後頭下筋群」について。

後頭下筋群にエラーが起きると姿勢不良、眼の動き、力が抜けないなど様々な問題を引き起こす可能性があります。

デスクワーク詰めの人は是非参考にしてください!

目次

後頭下筋群のざっくり解剖学

後頭下筋群のざっくり解剖学

後頭下筋群は、大・小後頭直筋、上・下頭斜筋 からなる後頭部のインナーマッスル。

頚椎から後頭骨に付着し、主な働きは首を反る・ひねる事です。

後頭下筋群には非常に多くのセンサーが備わっており、姿勢や目の動きにも関わる大切な筋肉です。

筋肉の伸び感センサーである筋紡錘は、お尻の筋肉と比較しても約50倍も多いと言われており、繊細な筋肉である事がわかります!

後頭下筋群と筋膜ライン

後頭下筋群と筋膜ライン

人間の身体は筋膜のラインで繋がっており、後頭下筋群は身体の後ろの筋膜ラインの核をなすと言われています。

すなわち、ココが緊張する事によって背面の筋肉全体の緊張にも繋がる可能性があります。

また、眼の動きや背中の筋肉の協調には後頭下筋群の正しい働きが必要不可欠です。
後頭下筋を緩め、適切に鍛えることが、肩甲骨や背中周りのガンコな問題解決のカギになると言われています!

分かりやすく解説すると!

分かりやすく解説すると!

後頭下筋群の緊張は、以下の3つに対して悪さを引き起こすトリガーとなりやすいといえます。

  • 目の動き
  • 姿勢
  • 脳による制御

改善には顎を軽く引いて首を回旋させることが大切です。

後頭下筋のエクササイズ

四つ這いでの頭の引き上げ&回旋

四つ這いで頭の引き上げ

顎を軽く引いた状態で後頭部を引き上げる事によって、短縮した後頭下筋を伸ばして緩めることが出来ます。

その状態のまま、左右に首を回旋する事で後頭下筋へ刺激を入れる事が出来ます。

カールアップ

カールアップ

カールアップは首の前側の筋肉を鍛えるエクササイズですが、相反抑制を利用する事で、後頭下筋を緩める作用があります。

後頭下筋が緊張している=首の前側の筋肉が弱いと言い換えることも出来るのでやってみましょう。

以上、参考になれば嬉しいです。

今回のコラムから後頭下筋群の大切さが伝われば嬉しいです。

日々のデスクワークで頭が前に出て首のひねり運動が少ない方は是非今回ご紹介した内容をもとにエクササイズしてみて下さい!

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