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猫背の人はまず背中を丸めた方が良い理由
三島市のT’sピラティスの幸野です。
今回のテーマは「猫背」です。
猫背と聞くと9割の人が「背骨を反る事」や「胸を張ること」が改善への道と考えてしまいますが、それは猫背改善において後半のステップです。
そもそも猫背の方は上手く背骨を反る事ができません。
無理して反っても、腰が反り肋骨を突き出すような代償動作をきたします。
と言うことで今回は「猫背の人はまず背中を丸めましょう」というテーマでやっていきます。
このコラムを読むことで、猫背改善のゼロイチを知る事ができ、なぜ丸めるのか理解することが出来ます。
ぜひ最後までお付き合いください!
猫背をシンプルに解説すると…
猫背は、背中が丸くなってしまった状態で過緊張を起こしている状態です。(ガチガチになっている)
こうなってしまうと、背すじを伸ばしたくても伸ばすことが出来ず、伸ばす感覚が分からなくなってしまいます。
背中の感覚は、人間の脳の中で占める割合は小さいので、指や顔のように器用に動かしたり、繊細な感覚がない部分です。
最終的には背骨が伸びているのか?丸まっているのか?認知出来ない状態となります。
これが猫背がなおらない真実です。
改善へのキーとなるのが筋紡錘
筋肉の繊維の中には筋紡錘(きんぼうすい)と呼ばれる筋肉がどれくらい伸びているかを検知し脳に伝えるセンサーがあります。
猫背の方は、背中のインナーマッスルに存在する筋紡錘が正しく作動していない状態といえます。
筋紡錘を刺激するには、筋肉を目一杯伸び縮みさせることが大切になります。
猫背が強い場合反らす(縮める)ことが困難なため、まずは丸める(伸ばす)事によって筋紡錘を刺激させます。
こうする事によって、背骨付近の筋肉による過度な緊張が抜けてくることが期待できます。
次に側屈とひねりを加えよう
背骨につくインナーマッスルで有名な筋肉として、「脊柱起立筋」と「多裂筋」があります。
これらの筋肉は、左右同時の収縮で背骨を反らす、片方が収縮すると側屈させたり回旋をさせる作用があります。
前述したように丸めることで全体を伸ばすこともできますが、より広範囲に渡って伸ばしていくためには、「側屈と回旋」も必要になります。
今回ご紹介するエクササイズ
①土下座で肘プッシュ
→背中に伸び感があるかチェック
→ お腹を使う事で背中を緩めて伸びやすくする
肩に力が入りやすくなるので、極力リラックス。
肘で押すとどうしても力んで肩がすくんでしまう場合は、単に土下座をして呼吸を繰り返しましょう。
②胸を丸めて頭の持ち上げ
→ 背骨の延長線上に頭を持ち上げる
→ お腹と首の前側が疲れたらOK
背骨を丸めながら頭の重さを支えるピラティスなので、顎が浮いたりしないように。
猫背やストレートネックの方は特に苦手動作ですので頑張りましょう!
③あぐらで側屈&ひねる
→ 横方向の背骨のしなりを感じましょう
→ さらに背中に伸び感があればOK
ピラティスのマーメイドというエクササイズです。
日常生活において背骨の側屈や回旋はなかなか行わないので、最初は感覚を掴むのが難しいと思います。呼吸に合わせてリラックスして大きな動作を意識しましょう。
いかがでしたでしょうか?
このコラムを読んでエクササイズを実践する事で自然と背中周りがスッキリして伸びやすくなっていると思います。
デスクワークで疲れた時などにも使えますので一つの参考にしてみてください。
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次回のコラムもお楽しみにしてください!
T’s Pilates /トリケラトプス整体院大社西店
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